主に歯ぎしりや食いしばり、顎関節症対策として装着されるスプリントは、当然歯科クリニックでオーダーメイドされたものを使用すべきです。
ネットなどでもスプリントは販売されていますが、これらの使用はトラブルにつながるためおすすめできません。
今回は、市販のスプリントを使用するデメリットを中心に解説します。
市販のスプリントにおけるメリット
市販のスプリントは、まず安価だというところがメリットです。
スプリントの費用は保険適用の場合で数千円~1万円程度、自費診療の場合は1~3万円程度かかるケースが多いです。
一方、市販のものは千円~3千円程度で購入できます。
またやネット店舗を利用すれば、いつでも簡単に購入できるというメリットもあります。
そのため、自身がスプリントを欲したタイミングで素早く手に入れることが可能です。
市販のスプリントは適合が良くない
市販のスプリントは安価で購入できる反面、適合は決して良くありません。
一般的な市販のスプリントは、U字型でゴム状のマウスピースをお湯でやわらかくし、少しずつ患者さんの口内に合わせていくものです。
そのため、最初からピッタリフィットするわけではありません。
こちらの作業は非常に手間がかかります。
また大まかなつくりのマウスピースであるため、装着時の違和感がどうしても拭えないという点もデメリットです。
少しの刺激が加わっただけでも強い異物感を覚えることが多く、痛みが出ることも決して珍しくありません。
市販のスプリントはサイズが大きい
市販のスプリントは装着時の違和感、異物感が強いだけでなく、元々サイズが大きめにつくられています。
こちらは万人に使用できるサイズ、いわゆるフリーサイズとして販売されているからです。
またサイズが大きい場合、違和感や異物感が大きくなるだけでなく、単純に口内での吸着力も低下します。
そのため、使用していると簡単に取れてしまうことが考えられます。
ちなみに就寝中にスプリントが外れると、歯が歯ぎしりや食いしばりの影響をダイレクトに受けてしまい、顎関節症の症状も悪化することが考えられます。
まとめ
歯科クリニックが苦手な方、通院する時間が確保できない方などは、つい市販のスプリントに目が行ってしまうこともあるでしょう。
しかし、市販のものは基本的に適合が悪く、サイズが大きいため使用中に落ちてしまう可能性も高いです。
そして何より、症状を改善させるどころか悪化させるリスクもあるため、スプリントを使用するのであれば必ず歯科クリニックのものを選びましょう。
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