スプリントは上下の歯が直接噛み合わないように装着する、マウスピース型の装置です。
こちらは顎関節症や歯ぎしり、食いしばりの治療に用いられるものですが、装着し始めの頃はどうしても違和感が強くなります。
今回は、スプリントの違和感に慣れるためのコツを中心に解説します。
スプリントの違和感に慣れるための方法
スプリントは、就寝中に装着することにより、歯ぎしりや食いしばりによる歯や顎へのダメージを軽減してくれます。
そのため、本来は寝る直前に装着するものです。
しかし、なかなか違和感に慣れないというのであれば、寝る少し前から装着しても構いません。
こうすることで、ある程度慣れた状態で就寝できるため、睡眠に影響を与える心配も少なくなります。
ちなみに起床時には、歯が浮いたような感じや噛み合わせがわからないような違和感が生じやすいですが、こちらは通常5~20分程度で収まります。
一時的に顎関節の痛みが生じることがある
スプリントの違和感は、前述した方法を実践したり、装着期間が延びたりすることによってある程度薄まってきます。
しかし、ある日急に顎関節の痛みが生じることがあります。
こちらは、スプリントの使用によって顎の位置に変化が起こることが主な理由です。
そのため、決して悪い兆候ではないのですが、痛みが強い場合は寝る前から装着していてもなかなか慣れないことがあります。
もし顎関節の痛みが強いのであれば、痛みが落ち着くまでの間、スプリントの使用を一度控えましょう。
歯科クリニックの医師に痛みがあることを伝えれば、同様の対処を促される可能性が高いです。
スプリントになかなか慣れない場合の対処法
スプリントは、慣れるまでに1~3ヶ月程度かかることもあります。
そのため気長に使い続けることが肝心ですが、どれだけ経っても慣れない場合、我慢して使い続けてはいけません。
装置が合っていない場合は調整をしたり、痛みを抑えるための痛み止めを処方してもらったりすることで、多くの場合は解決できます。
ちなみに痛み止めについては、患者さんが自身で購入したものよりも、歯科クリニックで処方してもらえるものの方が効果は期待できます。
まとめ
顎関節症や歯ぎしり、食いしばりを改善するのがスプリントの役割ですが、すべての方が問題なく装着できるというわけではありません。
装着によって顎関節などに変化があると、どうしても痛みや違和感は出やすくなります。
また痛みが我慢できる範囲を超えているという場合は、早急に歯科クリニックに相談してください。
そのまま使い続けると、スプリントもしくは口内の重大な問題を見逃してしまう可能性があります。
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納得頂いた上で治療を実施して参りますので、心よりお待ちしております。