歯科クリニックが取り扱うホワイトニングは、プロの手によって丁寧に施術が行われるため、基本的にはとても安全なものです。
しかし、稀にホワイトニングの施術を受けた後、歯茎が腫れるトラブルに見舞われることがあります。
今回は、ホワイトニングによる唇の腫れの原因や対処法、予防策について解説します。
唇が腫れる原因
ホワイトニング後に唇が腫れる原因は、主に薬剤の付着による化学熱傷や、照射機の光や熱による刺激、過度な乾燥です。
歯科クリニックのオフィスホワイトニングでは、歯を白くするために高濃度の過酸化水素を含んだ薬剤を使用します。
施術中にこの薬剤が唾液で流れたり、器具のズレによって唇の粘膜に触れたりすると、強い刺激から炎症を引き起こし、白く腫れ上がることがあります。
また薬剤を活性化させるための特殊な光が唇に当たって火傷のような状態になることや、開口器を長時間装着することによる摩擦と乾燥がダメージに繋がるケースもあります。
自宅で行うホームホワイトニングでも、ジェルの入れすぎでマウスピースから溢れた薬剤が唇に触れると同様の症状が起こるため注意が必要です。
腫れが生じたときの対処法
唇に腫れやヒリヒリとした痛みを感じた場合は、まず清潔な冷水ですぐに洗い流し、患部を冷やすことが最優先です。
薬剤が残っていると炎症が進行するため、優しくうがいをして口の周りも洗い流してください。
冷やしたタオルや氷水を包んだガーゼで冷やすと、毛細血管が収縮して腫れや痛みが和らぎます。
通常、ホワイトニングによる唇の腫れや軽度の火傷は一時的なもので、2〜3日、長くても1週間程度で自然に引いて元通りになることがほとんどです。
ただし、痛みが強い場合や水ぶくれができたとき、数日経っても腫れが引かない場合は、自己判断で市販薬を塗らずに、速やかに施術を受けた歯科クリニックを受診してください。
受診時は、ホワイトニングの薬剤が原因であることを必ず医師に伝えましょう。
トラブルを防ぐための予防策
唇の腫れを防ぐためには、事前の保護と正しい手順の徹底が不可欠です。
歯科クリニックで施術を受ける際は、術前にリップクリームやワセリンを唇に厚めに塗ってもらい、薬剤や光の刺激から粘膜を物理的にガードすることが効果的です。
また、施術中に開口器がズレたり、薬剤が垂れてきたりして違和感やピリピリとした痛みを感じたら、我慢せずにすぐスタッフへ伝えることが重症化を防ぐ鍵となります。
自宅でのホームホワイトニングでは、マウスピースに注入するジェルの量を米粒大など歯科医師の指示通りに留め、溢れ出さないように管理しましょう。
もしジェルがはみ出した場合は、すぐにティッシュや綿棒で拭き取ることが大切です。
唇が乾燥していると刺激を受けやすいため、日常的な保湿ケアも有効な予防策になります。
まとめ
歯科クリニックのホワイトニングは、冒頭でも触れた通り非常に安全なものです。
しかしこの世に完璧な治療はなく、歯科クリニックでのホワイトニングであっても、トラブルが起こる可能性を完全に排除することはできません。
そのため、唇の腫れなどのトラブルが起こることを想定し、前もって予防策や対処法について把握しておくことが大切です。
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