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スプリント治療では、上下の歯が直接噛み合わないよう、歯にクッションを装着し、顎にかかる負担を抑えることができます。
また、スプリントの装着は、顎関節の組織にダメージが蓄積して発症する、顎関節症系の病気の予防にもつながります。
ここからは、具体的にどのような病気を予防できるのかについて解説します。
咀嚼筋痛障害は、咀嚼運動時の食事中、口を開け閉めするときに痛みが生じる病気です。
筋肉は、本来なら緊張と弛緩を繰り返して毛細血管の血行を良くしますが、咀嚼筋が硬直すると血管を圧迫し、血行を悪くします。
その結果、痛みや凝りといった咀嚼筋痛障害の症状につながります。
このような状態になると、歯の健康状態が良くても、硬いものなどを満足に噛めなくなる可能性があるため、歯ぎしりなどがある方は、スプリントの装着によって予防しなければいけません。
顎関節円板障害は、関節円板が正常な位置から少し前にずれることにより、顎を動かすときに引っかかりが起こるというものです。
また、こちらには、さらに開口していくと、前にずれた関節円板を関節頭が乗り越える際に、ポキッという関節雑音を生じるタイプがあります。
こちらは復位性関節円板障害というもので、痛みが生じることも考えられます。
ちなみに、顎関節円板障害は、自然に症状が落ち着くこともありますが、音が消えただけで口が開きにくくなった場合は要注意です。
このような場合、顎が動かせなくなる非復位性関節円板前方転位の状態に陥っている可能性があります。
歯ぎしりなどにより、顎関節に強い負荷が繰り返し、あるいは長時間持続して加えられると、変形性顎関節症を患うこともあります。
こちらは、顎への負担によって骨の表面が吸収されたり、辺縁に骨が新しくつくられたりする症状です。
また、変形性顎関節症は、口を開け閉めするとき、ゴリゴリ、ジャリジャリといった音がすることがあり、滑膜炎などの炎症を伴う痛みや、滑膜と関節円板が癒着するなどの症状が出て、いっそう下顎頭が動きにくくなることが考えられます。
ここまで、スプリントで予防できる顎関節系の病気について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
スプリントは、基本的に就寝時にのみ装着することで、前述したような症状を予防することができます。
また、歯ぎしりや食いしばりによる歯の摩耗、詰め物の破損なども防止することができるため、朝起きたときに顎がだるいなど、これらの自覚症状がある方は、治療を受けることをおすすめします。
埼玉県越谷市(せんげん台)でインプラント治療を検討の際には、是非、せんげん台ほんま歯科医院にご相談下さい!
インプラント治療に関する相談・カウンセリングは初回無料となっております。
納得頂いた上で治療を実施して参りますので、心よりお待ちしております。