コンフォート義歯のニオイを予防する方法について

コンフォート義歯は、一般的な入れ歯に比べて、咀嚼時のフィット感が強かったり、痛みが軽減されていたりする優れものです。

しかし、毎日使用していると、多少のニオイを発することがあります。

ここからは、コンフォート義歯のニオイを予防する方法について解説したいと思います。

毎日の手入れと洗浄を徹底する

コンフォート義歯のニオイを予防するには、やはり毎日の手入れと洗浄を徹底する必要があります。

具体的には、義歯に付着した食べカス、プラークを歯ブラシで落とした後、洗浄剤に浸けることで、ニオイや着色などを取り除くことができます。

もちろん、このとき使用する洗浄剤については、使い回しをせず、毎回取り替える必要があります。

また、部分入れ歯タイプのコンフォート義歯を複数持っている方は、まとめて洗浄せず、個別に洗浄しなければいけません。

まとめて洗うと細かい汚れが取れず、ニオイが出やすくなってしまう上に、キズが付く原因にもなります。

コンフォート義歯は、通常の入れ歯と比べて劣化しにくい素材でつくられています。

しかし、永遠に使用し続けられるというわけではありません。

また、コンフォート義歯の材料が劣化することにより、ニオイがつきやすくなってしまう可能性もゼロではありません。

特に、普段から歯磨き粉を使用してゴシゴシ磨いていたり、熱湯に浸けたりといった乱暴な使い方をしていると、コンフォートといえども寿命は短くなり、ニオイが発生するだけでなく、使用感も悪くなってしまうことが考えられます。

そのため、メンテナンスをしていてもニオイが気になるという場合は、一度歯科クリニックでコンフォート義歯の状態を見てもらいましょう。

毎日丁寧にメンテナンスを行っていたり、コンフォート義歯をつくり直したりしたにもかかわらず、装着時のニオイが取れないという場合は、他の原因から口臭が発生している可能性があります。

考えられる原因としては、歯周病や口腔乾燥症（ドライマウス）などが挙げられます。

これらの症状が出ているかどうかについても、歯科クリニックでチェックしてもらうことが可能です。

ここまで、コンフォート義歯のニオイを予防する方法について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

コンフォート義歯は、冒頭でも触れたように非常に機能性が高い義歯であり、歯が欠けている方にとっては欠かせないものです。

そのため、ニオイが原因で装着しづらくならないように、日頃からメンテンナンス、正しい使い方を意識しなければいけません。

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