ホワイトニング歯磨き粉を選ぶ際の注意点について

“ホワイトニング歯磨き粉”は、歯の表面に付着するステインをある程度落とすことのできる歯磨き粉です。

また、こちらはドラッグストアなどで簡単に購入可能ですが、製品を選ぶ際には、注意しなければいけないことがいくつかあります。

ここからは、具体的にどのような注意点があるのかについて解説します。

研磨剤が含まれていないものを選ぶ

ホワイトニング歯磨き粉を選ぶ際には、研磨剤が含まれていない製品を選ぶべきです。

研磨剤が含まれている場合、歯磨きをすることにより、歯の表面まで削られてしまうおそれがあります。

また、歯の表面にキズがつくと、かえって汚れが付着しやすくなったり、エナメル質の下の層にある象牙質がより黄色くなったりすることが考えられます。

その他、知覚過敏を発症してしまうおそれもあるため、ハイドロキシアパタイト、水酸化アルミニウムといった研磨剤が含まれていないかどうかは、必ず成分表を見て確認すべきです。

薬事法により、日本では漂白成分の含まれる歯磨き粉の販売が禁じられています。

つまり、ホワイトニング歯磨き粉を使用したからといって、歯科クリニックで行うホワイトニングのように、歯を真っ白にすることはできないということです。

あくまで、ホワイトニング歯磨き粉は、ホワイトニング後のケアなどに使用します。

ただし、日本のドラッグストアなどで扱っているホワイトニング歯磨き粉のほとんどは、厚生労働省の定めた基準に合致した医薬部外品として販売されています。

そのため、安全性に関しては問題ありません。

一方、海外製の製品に関しては、成分が国内では未認可であったり、成分の濃度が極めて高かったりするため、口内炎などの副作用につながるおそれがあり、使用するのは危険です。

ホワイトニング歯磨き粉は、毎日使用することにより、徐々に効果が現れるものです。

数回歯磨きをした程度では、ほとんど効果を得ることができません。

そのため、購入する製品を選ぶ際には、続けやすい価格のものを選ぶべきです。

効果を実感するには、少なくとも数ヶ月～1年単位で継続して使用する必要があるため、1本1,000～2,000円程度で購入できるものがおすすめです。

ここまで、ホワイトニング歯磨き粉を選ぶ際の注意点をいくつか見てきましたが、いかがでしたでしょうか?

ホワイトニング歯磨き粉は、歯の白さを維持したり、ホワイトニング後のメンテナンスに使用したりするものであり、漂白効果が得られるものではありません。

そのため、歯の黄ばみが気になる方は、まず歯科クリニックでのホワイトニングを検討し、治療後に歯磨き粉を使用するか否か判断してください。

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納得頂いた上で治療を実施して参りますので、心よりお待ちしております。