コンフォート義歯は、生体になじみやすいシリコンが使用された義歯であり、部分入れ歯タイプと総入れ歯タイプがあります。
歯を失った方であれば、基本的には何歳でも適用できますが、実際はどれくらいの年齢で装着することが多いのでしょうか?
今回は、コンフォート義歯を装着する年齢に関することを解説します。
部分入れ歯タイプを装着する年齢
部分入れ歯のコンフォート義歯には、ソケットやソケットプラス、コネクトなどが該当します。
ソケットは1~2本歯を失った方、ソケットプラスは1~3本歯を失った方が装着するものです。
コネクトについては、3本以上歯が抜けた場合に適用されます。
またこれらの部分入れ歯タイプについては、50歳を過ぎた頃から徐々に使用する方が増え始めます。
65歳以上になるとその使用割合は非常に高くなり、他の一般的な部分入れ歯も含むと、3割以上が使用する計算になります。
総入れ歯タイプを装着する年齢
総入れ歯タイプのコンフォート義歯には、主にコンプリートが挙げられます。
コンプリートは、すべての歯を失ったときに使用できるタイプで、保険診療の入れ歯などで起こりがちなゆるみの心配が少ないのが特徴です。
またコンプリートについては、50代から使用する方もいますが、割合はごくわずかです。
60代に入ると徐々に増え始め、70代以降で使用割合が急増します。
さらに85歳以上になると、半数近くの方が一般の義歯を含む総入れ歯タイプを使用し始めるというデータもあります。
義歯を使用する平均年齢が上昇している理由
実は、日本人がコンフォート義歯を含む義歯を使用する平均年齢は、以前よりも上昇しています。
こちらは近年、日本国民の口腔衛生に対する意識が高まり、歯を失う年齢が遅くなっていることが理由です。
ここでいう口腔衛生の改善方法には、セルフケアだけでなく歯科クリニックでの定期検診も含まれています。
ただし、若いうちに歯を失い、コンフォート義歯を装着する可能性もゼロではありません。
30~40代で歯を失う主な原因は虫歯や歯周病であり、若い頃から適切な口内ケアを行うことで、義歯が必要となる年齢を遅らせることが可能です。
まとめ
コンフォート義歯は非常にフィット感が強く、咀嚼したときの違和感や痛みもかなり軽減されています。
しかし、義歯であることには変わりないため、可能であれば装着せずに済むに越したことはありません。
やはり一番大切なのは、若いときからセルフケアを徹底し、天然歯を多く残すことです。
どれだけ高品質な義歯やその他の補綴物でも、天然歯の見た目や機能には敵いません。
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