コンフォート義歯を使用する際、重要なのは毎日メンテナンスをすることです。
メンテナンスをしなければ、品質の良いコンフォート義歯でも劣化がひどくなります。
またメンテナンス時に漂白剤を使用する方がいますが、こちらはおすすめできません。
今回は、コンフォート義歯に漂白剤を使用するデメリットを中心に解説します。
漂白剤の概要
ここでいう漂白剤とは、主に塩素系漂白剤のことを指しています。
塩素系漂白剤は、次亜塩素酸ナトリウムを主成分とするもので、強力な漂白・除菌・消臭効果があります。
主に白物の衣類やキッチン用品、浴室などに使用され、油汚れや皮脂汚れにも高い効果を発揮します。
このように効果が高いことから、コンフォート義歯にも漂白剤を使用する方が一定数いますが、その考えは間違っています。
コンフォート義歯に漂白剤を使用するデメリット
コンフォート義歯に漂白剤を使用してしまうと、変色や変形、ひび割れのリスクが高まります。
義歯の主成分はアルカリ性の強い漂白剤によって化学的に傷つけられ、変色したりヒビが入ったり、最悪の場合変形してしまう可能性があります。
変形するとフィット感が悪くなり、痛みや不快感につながります。
またコンフォート義歯に漂白剤を使用した後、しっかりと洗い流せていない場合、口内で漂白剤の成分が作用してしまう可能性があります。
こちらは体内にも影響を及ぼし、体調不良などにつながるおそれがあります。
さらに漂白剤の強い成分は、コンフォート義歯の表面を侵食し、目に見えない小さなキズをつけてしまうことも考えられます。
その結果、かえって汚れや細菌が付着しやすくなることもあります。
推奨されるコンフォート義歯の手入れ方法
コンフォート義歯をメンテナンスする際は、家庭用の漂白剤ではなく、必ず義歯専用の洗浄剤を使用すべきです。
メンテナンスの手順としては、まず義歯を外し、義歯用ブラシと流水で物理的な汚れを落とします。
その後、容器に水またはぬるま湯を張り、義歯洗浄剤を溶かした液体に指定された時間浸けます。
洗浄剤を使用した後は、口に入れる前にしっかりと水で洗い流します。
まとめ
普段頑固な汚れが付いた服やまな板、お風呂の壁や浴槽などに漂白剤を使用しているという方は多いでしょう。
しかし、それらと同じ感覚でコンフォート義歯にも漂白剤を使用してしまうと、取り返しのつかないことになる可能性があります。
コンフォート義歯には、コンフォート義歯専用の洗浄剤があるため、漂白剤に頼らなくても十分に汚れは落とせます。
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納得頂いた上で治療を実施して参りますので、心よりお待ちしております。



