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スプリントは、就寝中にマウスピースを装着することにより、顎関節の変化を起こし、歯ぎしりや食いしばりの負担を分散、軽減する治療法です。
また、こちらにはいくつかの種類があり、それぞれ形状が異なります。
ここからは、スプリントの種類とそれぞれの特徴について解説したいと思います。
前歯接触型は、名前の通り前歯のみが接触するマウスピースを装着するスプリントの種類で、臼歯部は噛み合わない状態になっています。
特に開口筋の緊張が強い症例に適応するもので、噛みしめによって生じる過緊張を軽減することを目的に使用されます。
もちろん、就寝中の歯ぎしりや食いしばりにより、歯が擦り減ることも防いでくれます。
ちなみに、こちらのタイプは奥歯が接触しないため、長期の使用は難しいとされています。
また、前歯がマウスピースの平面部に接触することから、前歯に揺れがある場合は装着できません。
全歯列接触型は、上もしくは下、あるいは上下の歯並び全体を覆うスプリントの種類で、スタビライゼーションスプリントとも呼ばれます。
すべての歯が均等に接触するように調整するものであり、こちらを装着することで筋肉の緊張緩和効果、顎関節の負担軽減効果だけでなく、顎の位置と噛み合わせを安定させる効果も得ることができます。
仕組みとしては、一部の歯における過度な接触がなくなることで、下顎が安定感を得るというものです。
下顎前方整位型は、全歯列接触型と同じように、上下いずれかの歯列全体を覆う形状になっているスプリントの種類です。
主に顎関節に異音がある方は、こちらの種類を装着することになります。
全歯列接触型と異なる点は、前歯の後方に下顎を適正な位置に誘導する出っ張りのようなもの(誘導板)が付帯しているという点です。
つまり、装着して噛みしめることにより、下顎が前方に誘導されるということです。
このような仕組みから、顎関節の負担を軽減させ、関節痛などの症状を改善してくれますが、長期の使用は噛み合わせに好ましくない影響を与える可能性があるため、短期での使用がおすすめです。
ここまで、スプリントの種類とそれぞれが持つ特徴について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
就寝中の歯ぎしりや食いしばりに悩んでいる方は、自身の細かい症状を歯科クリニックの医師に伝え、もっとも適した種類のスプリントで治療することが大切です。
また、スプリントに関する疑問については、医師と実施するカウンセリングの際に、できる限り解決しておくことをおすすめします。
埼玉県越谷市(せんげん台)でインプラント治療を検討の際には、是非、せんげん台ほんま歯科医院にご相談下さい!
インプラント治療に関する相談・カウンセリングは初回無料となっております。
納得頂いた上で治療を実施して参りますので、心よりお待ちしております。