コンフォート義歯は、通常の義歯より吸着性が高く、とても人気が高いです。
しかし、ネット通販などでは、コンフォート義歯を謳った詐欺商品や粗悪品が出回っていることもあります。
今回はこのような商品をうっかり購入してしまわないように、偽物のコンフォート義歯の主な特徴について解説します。
不自然な安さで販売されている
本物のコンフォート義歯は、歯科医師による精密な型取りや噛み合わせの調整を経て、専門の技工所でオーダーメイド製造されるため、数十万円の費用がかかります。
しかし、偽物の多くはインターネット通販やSNSの広告にて数千円という破格の安さで販売されています。
このような商品は、個人の口内環境に合わせて作られていない既製品であり、材料費や人件費を完全に無視した価格設定がされています。
“安価で手軽に痛みのないシリコン入れ歯が手に入る”と錯覚させて消費者を誘い込む手口ですが、コンフォート義歯がその価格で提供されることは絶対にありません。
プラスチックやゴム製
通販などで“シリコン製で痛くない”と謳って販売されている偽物は、装着すら不可能なプラスチックやゴムで作られた、おもちゃのような粗悪品であることがほとんどです。
本物のコンフォート義歯は、裏面に医療用の特殊な生体用シリコーンクッションがしっかりと加工されていて、優れた弾力性と吸着性を発揮します。
一方で偽物は、熱湯でやわらかくして自分の歯に押し付けるタイプなどのチープなプラスチック製品が多く、フィット感は皆無です。
噛む機能が果たせないばかりか、無理に装着すると残っている健康な歯や歯茎を痛めてしまう危険性が非常に高く、医療機器とは呼べない代物です。
大学のロゴや動画を悪用して信頼性を偽装している
偽物を販売する悪質なサイトや広告では、東京医科歯科大学など有名大学のロゴや、歯科医療に関するニュース動画を不正に使用・加工して信頼性を演出しています。
これは、消費者に“国や専門機関が認めた画期的な最新治療法”であると誤認させるための権威の偽装です。
さらに、サイト内には“特定商取引法に基づく表記”が不十分であったり、運営会社の所在地や連絡先が不透明・架空であったりする特徴もあります。
購入後に「サイズが合わない」「商品が破損している」とクレームを入れようとしても連絡がつかず、返品や返金の対応を受け付けないまま逃亡するケースが多発しています。
まとめ
コンフォート義歯は自由診療の義歯であるため、初期費用が高額になることは事実です。
しかしだからと言って、安価な偽物を購入することはおすすめできません。
どれだけ低価格であっても、フィット感がなければ意味がありませんし、装着することで口内環境が悪化するリスクも孕んでいます。
そのため、コンフォート義歯の装着を検討する方は、必ず歯科クリニックに相談してください。



