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インプラント治療を行うことにより、非常に高性能な人工歯が手に入ります。
しかし、インプラント治療は必ずしも当初の計画通りに進むとは限りません。
場合によっては、オッセオインテグレーションがうまくいかないこともあります。
今回は、インプラント治療のオッセオインテグレーションについて解説します。
オッセオインテグレーションは、人工歯根に使用されているチタンと、顎の骨が結合することです。
オッセオインテグレーションによる結合は、光学顕微鏡レベルで直に密着し、人工歯根にかかった力が骨に直接伝わるほど強固なものです。
チタンが採用される以前は、さまざまな素材を人工歯根に使用していました。
しかし身体が人工歯根を異物とみなし、拒否反応を起こしてしまうことで、骨と結合しないケースが多かったと言われています。
1950年頃、スウェーデンの学者によってチタンと骨の組織が結合することが発見されて以降、オッセオインテグレーションがインプラント治療に応用されるようになりました。
インプラント治療のオッセオインテグレーションは、人工歯根の埋入後3~4週で起こり、3ヶ月後には骨との接触率がもっとも高くなります。
そのため人工歯根を骨に埋入した後、オッセオインテグレーションが起こるまでの間は、ある程度の期間を設けなければいけません。
またこちらの期間は、治療箇所に物理的な力が加わらないように注意する必要があります。
ちなみに、上顎の人工歯根はオッセオインテグレーションについては、必要な期間が下顎の倍ほどになります。
人工歯根の埋入時、摩擦によって骨組織が壊死してしまうと、オッセオインテグレーションが起こらないことが考えられます。
また埋入時の位置や角度が不適切であったり、初期固定の時期に舌で患部を押すなどして力を加えたりすることも、失敗につながります。
ちなみに、貧血や骨粗しょう症といった全身的なリスクファクターも、正常なオッセオインテグレーションを阻害します。
オッセオインテグレーションは、いわばインプラント治療における最終目標のようなものです。
こちらがうまくいかなければ、人工歯根を埋入できたとしても、機能面に大きな問題が生じます。
またオッセオインテグレーションに失敗する原因には、患者さん自身の問題のほか歯科医師のミスも挙げられます。
後者は稀なケースではありますが、リスクを完全に排除することは難しいです。
埼玉県越谷市(せんげん台)でインプラント治療を検討の際には、是非、せんげん台ほんま歯科医院にご相談下さい!
インプラント治療に関する相談・カウンセリングは初回無料となっております。
納得頂いた上で治療を実施して参りますので、心よりお待ちしております。