ブログ
Blog
ブログ
Blog
顎関節症は、顎の痛みや開口障害などを伴う疾患ですが、こちらにはいくつかの種類があります。
その一つが、咀嚼筋痛障害というものです。
こちらは、文字通り咀嚼筋に問題が生じて発生する顎関節症の一種であり、スプリントでの治療が可能です。
今回は、咀嚼筋痛障害について詳しく説明します。
咀嚼筋痛障害は、口を開けたり、食べ物を噛み砕いたりする際に動かす咀嚼筋に痛みが出るというものです。
咀嚼筋は、側頭筋・咬筋・外側翼突筋・内側翼突筋という4つの筋肉の総称です。
このうちいずれかの筋肉の緊張により、血流が収縮し、痛みを生じるようになります。
中でもこめかみに位置する側頭筋は、口の開閉で大きな役割を担う筋肉であり、負担も多いため、痛みが生じるケースが多いです。
また咀嚼筋痛障害の症状が出ている場合、筋肉にしこりが認められる場合もあります。
筋肉がさらに固まると、顎関節には問題がなくても、口が開けづらいなどの症状が現れるリスクを伴います。
咀嚼筋痛障害の主な原因としては、歯ぎしりや食いしばり、硬い食べ物を食べすぎることなどが挙げられます。
歯全体をギリギリとこすり合わせる歯ぎしりは、咀嚼筋の伸縮によって生じます。
就寝中に生じるため、自身では力の制御ができず、通常ものを噛むときよりも強い負荷がかかります。
上下の歯を強く噛みしめる食いしばりも、歯ぎしりと同様に強い力がかかるため、咀嚼筋の発達を促します。
また硬い食べ物をよく噛んで食べることは、本来健康に良いとされていますが、頻繁に食べすぎるのは良くありません。
咀嚼筋痛障害は、多くの場合マッサージをすることで痛みが治まります。
関節そのものではなく筋肉に問題があるため、筋肉をほぐして緊張を取ってあげることで、以前より症状は軽くなるケースが多いです。
しかし、咀嚼筋痛障害を引き起こしているのが歯ぎしりや食いしばりの場合、マッサージだけでは根本的な解決にはつながりません。
歯科クリニックでの診断を受け、歯ぎしりや食いしばりが認められる場合には、スプリントを装着することもあります。
咀嚼筋痛障害は顎関節症の一種ですが、顎関節に大きな問題が生じているわけではありません。
そのため、硬いものをなるべく控えたり、丁寧にマッサージを行ったりすることで症状が消えるケースもあります。
ただし、すべての顎の痛みが咀嚼筋痛障害とは限りませんし、こちらはマッサージだけでは改善しないこともあります。
そのときは放置せず、すぐ歯科クリニックに相談してください。
埼玉県越谷市(せんげん台)でインプラント治療を検討の際には、是非、せんげん台ほんま歯科医院にご相談下さい!
インプラント治療に関する相談・カウンセリングは初回無料となっております。
納得頂いた上で治療を実施して参りますので、心よりお待ちしております。