歯ぎしりをする方がスプリントを装着しないとどうなる?

スプリントは、顎関節症の症状を和らげるために、専用のマウスピースを装着する治療法です。

また、スプリントには、就寝時の無意識な歯ぎしりから歯を守る効果もあります。

では、普段から歯ぎしりをする方がスプリントを装着しなかった場合、歯や口内環境はどう変化してしまうのでしょうか?

歯が擦り減り平らになる

歯ぎしりをする方がスプリントを装着せず、そのまま毎日生活していると、徐々に歯が擦り減り、先端が平らになってしまいます。

食事をする際は、上下の歯の間に食べ物が介在するため、基本的に歯が擦り減ることはありません。

しかし、歯ぎしりは直接上下の歯が触れ合う上、1本の歯に200kg以上の力が加わると言われているため、何も対策をせずにいると、少しずつ擦り減ってしまいます。

また、歯が擦り減って先端が平らになることにより、上下の歯の間に大きな隙間ができてしまい、ものを噛み切ったり、咀嚼したりする際に不便さを感じることもあります。

普段から歯ぎしりをする方がスプリントを装着せずにいると、歯並びも悪くなることが予想されます。

歯ぎしりは、歯と歯が強い力でぶつかり合うため、歯が揺れ動く原因になります。

その結果、以前は正常だった歯並びが悪化することがあります。

また、不適切な歯並びは、咀嚼機能の低下や歯周病の悪化、虫歯の発生など、さまざまな口内のトラブルにつながります。

もっと言えば、ものをきちんと咀嚼できないことにより、消化不良を引き起こすなど、体調が悪くなることにもつながりかねません。

歯ぎしりをする方がスプリントを装着せずにいると、頬や舌に歯ぎしりの圧痕が残ることもあります。

歯ぎしりをしている際には、歯に頬や舌が押し付けられ、こちらを頻繁に行っている場合、その痕が残ってしまいます。

具体的には、クッキリと歯型が付いてしまい、こちらは見た目が悪くなるだけでなく、ひどい場合は頬や舌の痛み、出血を伴うこともあります。

また、歯型だけでなく、舌の側面や先端が凸凹になっている場合や、頬粘膜に線ができている場合なども、就寝中の歯ぎしりが原因だと考えられます。

ここまで、日頃から歯ぎしりをする方が、スプリントを装着しないことによって生まれる歯や口内環境の変化について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

歯科クリニックによってスプリントを作成し、装着することにより、前述した口内環境の悪化は回避できる可能性があります。

そのため、自覚症状がある方は、一度歯科クリニックに相談してみることをおすすめします。

埼玉県越谷市(せんげん台)でインプラント治療を検討の際には、是非、せんげん台ほんま歯科医院にご相談下さい!

インプラント治療に関する相談・カウンセリングは初回無料となっております。

納得頂いた上で治療を実施して参りますので、心よりお待ちしております。