【越谷市せんげん台の歯医者】コンフォート義歯に使用する洗浄剤の種類

コンフォート義歯の使用後は、流水やブラシでしっかり汚れを落とし、入れ歯の洗浄剤を使って漬け置き洗いを行います。

また、このとき使用する洗浄剤にはさまざまな種類があり、それぞれ異なる特徴を持っています。

ここからは、コンフォート義歯に使用する主な洗浄剤の種類について解説したいと思います。

過酸化物系

コンフォート義歯の洗浄剤としてもっとも一般的なのが、過酸化物系の洗浄剤です。

ドラッグストアなどで販売されている入れ歯洗浄剤の多くは、こちらのタイプです。

こちらは、発泡作用があり、泡の力で汚れや着色を落とします。

殺菌力はそれほど高くありませんが、その分安全性が高いという特徴を持っています。

ただし、部分入れ歯タイプのコンフォート義歯の場合、金属の部分が変色する場合があるため、長時間漬けすぎないように注意しなければいけません。

酵素系の洗浄剤は、名前の通り酵素の力でタンパク質を分解するタイプの洗浄剤です。

コンフォート義歯に付着した食べカスや細菌を取り除き、脱臭してくれる効果が期待できます。

また、過酸化物系の洗浄剤と同じく、安全性が高いのが特徴です。

しかし、酵素系の洗浄剤や、タバコのヤニや茶渋などの着色に対する漂白作用はほとんど期待できません。

コンフォート義歯に使用する洗浄剤の中でも、もっとも殺菌力が高いのが次亜塩素酸系の洗浄剤です。

こちらのタイプには漂白効果もあるため、タバコのヤニやステインといった着色汚れも除去することができます。

ただし、次亜塩素酸系は殺菌力が強い反面、人間にとって有害であり、口内の粘膜に触れるとただれてしまうことがあるため、装着する際は十分に洗い流さなければいけません。

生薬系の洗浄剤は、古くから食品や民間薬として応用されてきた、生薬の生理活性作用を利用した洗浄剤です。

コンフォート義歯をはじめとする入れ歯に使用するものは、抗菌作用ならびに脱臭作用を示す生薬成分として、プロポリスやフラボノイドが配合されている製品が多いです。

こちらは、頑固な汚れを除去するのには向いていませんが、天然成分を配合しているため、安全性はもっとも高いと言えます。

ここまで、コンフォート義歯に使用する洗浄剤の種類について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

コンフォート義歯は、洗浄剤を使用し、正しい手順でメンテナンスを行わなければ、劣化が早くなったり、破損したりする可能性が高くなります。

そのため、洗浄剤だけでなく、入れ歯用ブラシなどのアイテムもきちんと選んで活用しなければいけません。

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