インプラント治療では、ヒーリングキャップというものを装着します。
こちらは、人工歯根を手術で顎の骨に埋入した後、その上に被せる一時的なキャップで、さまざまな役割を担っています。
今回はヒーリングキャップの役割や装着のタイミング、外れたときの対処法について解説します。
ヒーリングキャップの役割
ヒーリングキャップは、歯茎の整形や人工歯根の保護、骨結合などを目的に装着されるものです。
最終的な人工歯である上部構造を装着する際、自然で美しい歯茎のラインをつくるために、ヒーリングキャップで歯茎の形を整えます。
またインプラント治療を受けてから歯茎が治癒するまでの間、人工歯根の埋入部分に食べカスや細菌が侵入するのを防ぐのも、ヒーリングキャップの役割です。
さらにヒーリングキャップを装着し、周囲の組織が正常に治癒するのをサポートすることで、人工歯根と顎の骨がしっかりと結合するのを促進します。
ヒーリングキャップを装着するタイミング
インプラント治療には1回法と2回法がありますが、それぞれヒーリングキャップを装着するタイミングは異なります。
1回法の場合、人工歯根の埋入手術と同時にヒーリングキャップを取り付け、歯茎からキャップの頭を出した状態で縫合します。
一方2回法の場合、1回目の手術で人工歯根を埋入して歯茎を縫合し、骨と結合した後に2回目の手術で歯茎を切開してからヒーリングキャップを装着します。
もちろん、装着するタイミングが違うだけで、いずれの治療でもヒーリングキャップが担う役割は同じです。
ヒーリングキャップが外れた場合の対処法
ヒーリングキャップは一時的な部品であるため、食事や強い衝撃などによって外れてしまうことがあります。
外れたまま放置すると、人工歯根に細菌が入り込んで感染する恐れがあるため、速やかに対処しなければいけません。
まず外れたヒーリングキャップは破棄せず、ティッシュなどに包んで清潔な状態で保管します。
その後は歯科クリニックに連絡し、歯科医師の指示を仰ぎましょう。
早急に連絡すれば、一度外れたヒーリングキャップでも再装着してもらえる可能性が高いです。
まとめ
インプラント治療は、治療を開始してから上部構造を取り付けるまでの間、患部の経過を見る期間が存在します。
このときに役立つのがヒーリングキャップですが、こちらは必ずしも問題なく機能するとは限りません。
もしトラブルが発生したのであれば、早急に歯科クリニックを訪れ、できる限りスムーズにインプラント治療が進むようにしなければいけません。
埼玉県越谷市(せんげん台)でインプラント治療を検討の際には、是非、せんげん台ほんま歯科医院にご相談下さい!
インプラント治療に関する相談・カウンセリングは初回無料となっております。
納得頂いた上で治療を実施して参りますので、心よりお待ちしており