スプリント治療は、就寝中に専用のマウスピースを装着し、主に顎関節症の改善を目的に行われるものです。
しかし、場合によってはスプリント治療に歯茎が腫れるというトラブルに見舞われることもあります。
今回は、歯茎が腫れてしまう主な原因について解説します。
清掃不良によるプラークの蓄積と細菌の繁殖
スプリントを装着すると、歯や歯茎の表面が装置で密閉されるため、本来口の中を清潔に保つ役割を持つ唾液の自浄作用が著しく低下します。 そのため、装着前のブラッシングが不十分で食べカスやプラークが残っていたり、スプリント自体の洗浄を怠ったりすると、装置の内部で細菌が急激に増殖します。
この細菌が歯茎を刺激し、歯肉炎を引き起こして赤くブヨブヨとした腫れや出血を招きます。
長時間装着する治療だからこそ、口の中が不衛生なまま密閉されると炎症リスクは通常より跳ね上がります。
食後の丁寧なブラッシングやフロスに加え、装置を清潔に保つ習慣が不可欠です。
スプリントの不適合による物理的な圧迫や刺激
製作されたスプリントの形状が患者さんの口に合っていない場合や、使用を続ける中で装置が変形・摩耗してしまった場合も、歯茎が腫れることがあります。
スプリントの縁が長すぎたり、ラインが歯茎に強く当たっていたりすると、装着中にデリケートな粘膜を慢性的にこすったり圧迫したりしてしまいます。
この継続的な物理的ストレスによって局所的な血流障害や傷ができ、歯茎がぷっくりと腫れたり痛みを伴う炎症が起きたりします。
特に新しい装置への交換直後や、朝起きた時に特定の場所が痛む場合はこのケースが疑われます。
歯科クリニックで縁を削るなどの微調整を受けることで、速やかに改善します。
歯ぎしりや食いしばりによる過度な負担
スプリント療法は歯ぎしりや顎関節症の負担軽減を目的としますが、装着初期や噛み合わせの微調整が不十分な段階では、逆に特定の歯に強い力が集中することがあります。
就寝中などに過剰な圧力が持続的に加わると、歯を支えている歯根膜というクッション組織がダメージを受け、急性の炎症を起こします。
この炎症が周囲の歯茎にまで波及することで、歯茎が浮いたように感じられたりブヨブヨと腫れたりします。
これは、咬合圧という噛む力の偏りが引き起こす組織の反応です。
症状を緩和し顎や歯茎を守るためには、歯科医師による定期的な噛み合わせのチェックと調整が必要です。
まとめ
スプリント治療は決して危険なものではありませんが、100%トラブルを起こさずに完遂できるのかというと、決してそういうわけではありません。 そのため、歯茎の腫れなど事前にどのようなトラブルが起こり得るのかを把握し、対策を取っておく必要があります。 不安な方は、治療前に歯科医師へ細かく質問することをおすすめします。 埼玉県越谷市(せんげん台)でインプラント治療を検討の際には、是非、せんげん台ほんま歯科医院にご相談下さい! インプラント治療に関する相談・カウンセリングは初回無料となっております。 納得頂いた上で治療を実施して参りますので、心よりお待ちしております。



