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歯科治療は日々進化を続けています。
具体的には、患者さんの負担を減らすための技術や素材が適宜導入されています。
インプラント治療では、つい最近“ペクトン”と呼ばれる新しい素材が導入されました。
ここからは、インプラントの新素材であるペクトンの特徴について解説します。
ペクトンはポリエーテルケトンケトンと呼ばれる化合物でできた素材です。
簡単にいうとプラスチックの一種です。
インプラント治療に使用される素材として代表的なのはチタンです。
他にジルコニアが使用されることもありますが、ペクトンはそれに次ぐ新しい素材です。
スイスの会社から販売されているもので、日本でも薬事申請を通過し承認を得ています。
ちなみにペクトンは、歯科業界以外でも採用されています。
具体的には頭蓋骨損傷部や人工関節、椎間板などに使用されています。
ペクトンはファイバーコアを越えた高い強度を持っています。
ファイバーコアは、グラスファイバーの芯をプラスチックで補強した素材です。
グラスファイバーはガラス繊維とも呼ばれるもので、いわばガラスの糸です。
ファイバーコアも十分高強度ですが、ペクトンは単一素材のためコア自体が高強度です。
またペクトンは生体親和性が高く、軽いという特徴も持っています。
生体に埋め込む医療用素材として使用されているため、安全性が高いです。
ちなみにペクトンは天然歯とは異なる色をしています。
よって象牙質や歯質の判別がしやすく、万が一のときにも口内から撤去しやすいです。
ペクトンは耐久性が高いだけでなく、咬合による衝撃を吸収・分散することもできます。
こちらはショックアブソーバー機能と呼ばれます。
ショックアブソーバー機能は、補綴物の破断や破折を抑制する効果が期待されています。
研究では、咬合時の衝撃を1/3以下まで軽減したとの結果も発表されています。
インプラントは咬合力が直接骨に伝達します。
なぜなら天然歯と違ってクッションとなる歯根膜がないからです。
つまりペクトンはインプラントにとても適した素材だということです。
今回の記事のポイントは以下になります。
・ペクトンはポリエーテルケトンケトンという化合物でできたインプラントの素材
・ペクトンは頭蓋骨損傷部や人工関節などにも採用されている
・高い強度と生体親和性、安全性を持っているのが特徴
・ペクトンには咬合時の衝撃を吸収するショックアブソーバー機能がある
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
埼玉県越谷市(せんげん台)でインプラント治療を検討の際には、是非、せんげん台ほんま歯科医院にご相談下さい!
インプラント治療に関する相談・カウンセリングは初回無料となっております。
納得頂いた上で治療を実施して参りますので、心よりお待ちしております。