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インプラント治療後は、口内にガッチリと固定された人工歯根により、しっかりと噛むことができたり、発音しやすくなったりします。
しかし、場合によっては、治療後のインプラントがグラグラと動いてしまうことがあります。
今回は、このような状況になる主な理由について解説したいと思います。
インプラント治療後、歯がグラグラと動く場合、人工歯と人工歯根の接合部が緩んでいる可能性があります。
インプラントは、支える顎骨に強い力が集中しないよう、人工歯と人工歯根をネジのようなパーツでつないでいます。
こちらをアバットメントといいますが、何らかの理由によって接合部分が緩むと、全体が揺れているように感じることがあります。
つまり、このようなケースでは、人工歯根が動いているのではなく、上の人工歯が揺れているということになります。
人工歯根を埋め込む角度が不適切だった、人工歯根を支えるのに十分な骨の量がなかったなど、治療時の失敗により、人工歯根が顎の骨にしっかり定着せず、動く場合があります。
また、骨の火傷であるオーバーヒートも、人工歯根が固定されない理由の一つです。
顎の骨に穴を開けるときは、ドリルの摩擦によって骨が熱を持たないよう、水で冷却しながら処置を行います。
しかし、こちらの冷却が不十分だとオーバーヒートを起こします。
インプラント周辺のブラッシングがうまくできていないと、プラークや食べカスが溜まりやすくなり、歯茎が細菌感染を起こしてしまいます。
このように、インプラントの周囲で起こる歯周病のような症状をインプラント周囲炎といいます。
また、歯周組織の細菌感染が進行すると、顎の骨にも影響を及ぼし、グラグラと人工歯根が動くようになります。
ちなみに、インプラント周囲炎により人工歯根が動く状態は、かなり重篤な状態であるため、早急に歯科クリニックに相談しなければいけません。
放置すると、人工歯根がそのまま抜け落ちてしまうことも考えられます。
ここまで、治療後のインプラントがグラグラと動く理由について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
正常なインプラントであれば、ガッチリと顎の骨に固定されているため、咀嚼などの刺激によって簡単に動くことはありません。
そのため、グラグラと動く時点で、何らかの問題が生じているのは明確であり、そのまま使い続けるのは危険だということを理解しておきましょう。
埼玉県越谷市(せんげん台)でインプラント治療を検討の際には、是非、せんげん台ほんま歯科医院にご相談下さい!
インプラント治療に関する相談・カウンセリングは初回無料となっております。
納得頂いた上で治療を実施して参りますので、心よりお待ちしております。