スプリント治療は、口内に専用のマウスピースを装着し、主に顎関節症の症状を改善する治療です。
しかし、患者さんの中には、途中で治療を断念したくなってしまう方もいます。
では、スプリント治療を途中でやめたくなる原因は何なのでしょうか?
今回はこちらの内容について解説します。
装着時の違和感や痛みによるストレス
スプリントを初めて口に入れた際、多くの患者さんが直面するのが“口の中に巨大な異物がある”という強烈な違和感です。 厚みのあるプラスチックが常に粘膜や舌に触れるため、初期は精神的なストレスが非常に大きくなります。
特に就寝時の装着を指示された場合、気になって寝付けなくなったり、眠りが浅くなったりして睡眠不足に陥るケースが多々あります。
さらに、噛み合わせのバランスを整えるために特定の歯に持続的な圧力が加わるため、使い始めや調整直後は歯の締め付け感や鈍い痛み、顎の重だるさを感じやすくなります。
「症状を改善するために治療を始めたはずなのに、かえって不快感や痛みが増して辛い」というギャップに耐え切れず、途中で断念したくなってしまうことがあります。
会話や食事など日常生活への支障
スプリントの装着は、毎日の何気ない行動に想像以上の制限をもたらします。
まず口の中の容積が狭くなることで舌の動きが制限され、サ行やタ行などが極端に発音しづらくなります。
仕事で電話対応やプレゼンが多い方、学校で発表がある方などにとっては、言葉がモゴモゴすることが大きなストレスや羞恥心につながり、装着を敬遠する原因になります。
また装着したままの食事は厳禁であり、水以外の着色や砂糖のある飲み物も虫歯リスクを高めるため制限されます。
そのため、間食や外出先で水分補給をするたびにわざわざ外し、洗浄して再び装着するという一連の手間が発生します。
この毎日のルーティンが次第に煩わしくなり、億劫になって装着時間が減っていってしまいます。
効果を実感できるまでの期間の長さ
スプリント治療は、薬のように飲んですぐ効くものではなく、顎の筋肉の緊張をほぐして関節への負担をじわじわと軽減していく長期的なアプローチです。 そのため、真面目に毎日装着していても、最初の数週間〜数ヶ月は「本当に良くなっているのだろうか」と効果を実感しにくく、モチベーションを維持するのが困難になります。
劇的な変化がない中で、定期的に歯科医院へ通ってスプリントを削ったり足したりするミリ単位の調整を続けなければならず、通院の手間と再診料などの費用がかさみます。
ゴールが見えない焦りや不安、そして時間的・経済的な負担が徐々に積み重なった結果、効果が出る前に自己判断で通院を完全にやめてしまうケースが非常に多いです。
まとめ
スプリント治療は高い効果とそれを裏付けるエビデンスのある治療ですが、辛さを感じてしまうことがあるのも事実です。 そのため治療を受けようと考えている方は、事前のカウンセリングでどのような点が辛いのかを明確にし、納得した上で選択しなければいけません。 「思っていたものと違う」という状況になると、人は逃げ出したくなりやすいものです。 埼玉県越谷市(せんげん台)でインプラント治療を検討の際には、是非、せんげん台ほんま歯科医院にご相談下さい! インプラント治療に関する相談・カウンセリングは初回無料となっております。 納得頂いた上で治療を実施して参りますので、心よりお待ちしております。



