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スプリントの目的は、ずばり顎関節症の症状の緩和です。
こちらを装着することにより、咀嚼筋や顎関節の緊張を和らげ、顎関節の痛みや張りといった症状が改善します。
では、スプリントを使用せず、症状を放置した場合でも、自然に顎関節症が治ることはあるのでしょうか?
今回はこちらの点について解説します。
顎関節症を患っているという自覚があっても、よっぽどのことがなければ、多くの方はそのまま放置しているのが現状です。
ただし、軽度の顎関節症であれば、スプリントを使用しなくても、気付いたときには自然に症状が改善していることがあります。
一方、放置することで症状が悪化し、より複雑な状況になることも考えられます。
多くの方は、一時的に症状が改善したとしても、同じような症状が何度も繰り返されます。
例えば、口が開きにくい開口障害が重症化すると、日常生活に著しい支障をきたします。
健康であれば、指が3本分程度入るところが、1~2本しか入らない場合は、そのまま放置することにより、関節円板の癒着などが進行し、さらに口が開きにくくなります。
また、口を開閉したときのカクカクという音は、関節円板のズレが原因ですが、ジャリジャリという音がする場合、顎関節の骨の損傷、関節円板の変形などが疑われます。
これらは、ある程度進行した顎関節症でみられる症状であり、自然治癒も見込めないことが多いため、ここまで達してしまう前に、スプリントの使用によって症状を改善すべきだと言えます。
スプリントは、顎関節症の症状の緩和が目的の治療ですが、完治させることができるかというと話は別です。
なぜなら、顎関節症は噛み合わせの悪さや持続する緊張のほか、歯ぎしりや食いしばり、関節の弱さ、生活習慣、寝ているときの姿勢など、さまざまな原因が複雑に絡んで発症するからです。
もちろん、原因の一つを解消することで、以前より良い状態には持っていけますが、状態によってはMRIや外科処置が必要な可能性も十分にあります。
ここまで、スプリントを使用しなくても、顎関節症は自然に治るのかについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
顎関節症は、軽度であればいつの間にか症状がなくなることがありますが、それは原因を解消したわけではないため、症状が再発する可能性は高いです。
また、スプリントは顎関節症の治療法ではありますが、完治させるには、すべての原因を精査し、他の治療法なども駆使して取り除かなければいけません。
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納得頂いた上で治療を実施して参りますので、心よりお待ちしております。