インプラント治療は、人工歯根を埋め込んだところに上部構造を被せ、しっかり固定されれば終了します。
しかし長い間インプラントを使用し続けるのであれば、歯科クリニックでのメンテナンスが必須です。
また主なメンテナンスとしては、噛み合わせの調整が挙げられます。
今回はこちらの目的や方法などを解説します。
天然歯との構造的な違いによる負荷の軽減
インプラントの噛み合わせ調整が不可欠な最大の理由は、天然歯との構造的な違いにあります。
天然歯の根元には歯根膜というクッションの役割を果たす組織があり、噛んだときの衝撃を吸収・分散しています。
しかし、人工物であるインプラントにはこの歯根膜がなく、顎の骨と直接結合しています。
そのため噛み合わせがほんの少し高いだけで、過剰な負担がダイレクトに骨やインプラント体に伝わってしまいます。
これを放置すると、周囲の骨が溶ける骨吸収を引き起こしたり、上部構造が破損したりするリスクが高まります。
ミリ単位の緻密な咬合調整によって強い力がピンポイントで加わるのを防ぎ、インプラントと顎の骨を守ることができます。
経年変化による歯並びや顎のズレへの対応
人間の口内環境は固定されたものではなく、加齢や生活習慣によって日々変化しています。
天然歯は少しずつ移動したり摩耗したりしますが、骨に固定されたインプラントはまったく動きません。
そのため、治療直後は完璧な噛み合わせであっても、年月が経つにつれて周囲の天然歯が動き、インプラント部分だけが強く当たってしまう後天的なズレが発生します。
また歯ぎしりや食いしばりの癖、他の歯の歯科治療なども噛み合わせ全体のバランスを崩す原因となります。
この経年変化によるひずみを見逃さないために、定期検診での継続的な噛み合わせ調整が必要になります。
微調整を重ねることで、周囲の健康な歯への負担も減らし、口内全体の調和を長期的に保つことが可能になります。
具体的な調整方法と不具合が生じた際の対処法
実際の噛み合わせ調整では、まず咬合紙と呼ばれる色のついた特殊な紙をカチカチと噛んでもらい、歯の接触状態を目視で確認します。
その後強く当たっている部分を特定し、専用のダイヤモンドバーや研磨器具を用いて、インプラントの被せ物の表面をミリ単位で少しずつ削って高さを均等に整えます。
削るだけの微調整では違和感や痛みが改善しない重度なズレの場合は、被せ物自体を新しく作り直すという根本的な対処を取ることもあります。
さらに就寝中の食いしばりから守るためにマウスガードを併用するなど、患者さんの口内の状態や噛み癖に合わせたアプローチで、最適な状態へと導きます。
まとめ
冒頭でも触れた通り、インプラントを長い間使用し続けるためには、必ず歯科クリニックでメンテナンスを受けなければいけません。
その中でももっとも重要と言えるのが噛み合わせの調整であり、こちらの有無はインプラントの寿命を大きく左右します。
もちろん、インプラント治療やメンテナンスの技術が高い歯科クリニックを選ぶことも大切です。
埼玉県越谷市(せんげん台)でインプラント治療を検討の際には、是非、せんげん台ほんま歯科医院にご相談下さい!
インプラント治療に関する相談・カウンセリングは初回無料となっております。
納得頂いた上で治療を実施して参りますので、心よりお待ちしております。



