インプラントには、天然歯に限りなく近い補綴物が手に入るというメリットがあります。
しかし、あくまで“天然歯に限りなく近い”ものであり、インプラントと天然歯はイコールではありません。
では、双方にはどのような違いがあるのでしょうか?
今回は、決定的な違いを3つほど解説します。
構造と結合様式の違い
天然歯とインプラントは、顎の骨とどのように結合しているかという根本的な構造が異なります。
天然歯は中心にある歯髄、それを包む象牙質やエナメル質で構成され、骨とは歯根膜(しという繊維状の組織を介して結合しています。
一方インプラントは人工物であるため、神経や血管はありません。
主にチタン製の人工歯根、土台となるアバットメント、人工の被せ物の3つのパーツから成り立っています。
最大の人工的特徴は、チタンが骨と直接結合するオッセオインテグレーションという現象を利用している点です。
これにより、天然歯のように別の組織を挟むことなく、骨とガッチリと一体化し、独立して立ち上がります。
感覚とクッション機能の違い
天然歯とインプラントでは、噛んだときの感覚や、顎にかかる衝撃を和らげる機能にも大きな差があります。
天然歯の周りにある歯根膜は、噛んだときの硬さや感触を脳に伝えるセンサーの役割を果たしています。
また噛む力を吸収するクッションの役割も担っていて、顎の骨や歯にかかる負担を軽減します。
しかし、インプラントにはこの歯根膜がありません。
そのため、骨に直接振動が伝わる感覚になり、最初は自分の歯と違った違和感を覚えることがあります。
さらにクッション機能がないため、強い力で噛み締めすぎても痛みのセンサーが働かず、気づかないうちに顎の骨や対合する歯に大きな負担をかけてしまうリスクがあります。
そのため、噛み合わせの精密な調整が非常に重要になります。
寿命とメンテナンスの違い
天然歯とインプラントでは、病気への耐性や、長く持たせるためのケア方法にも違いが存在します。
天然歯は生体組織であるため虫歯になりますが、早期発見すれば削って治療が可能です。
また、歯周病のリスクも常にあります。
一方で、インプラントは人工物なので虫歯には絶対になりません。
しかし、インプラント周囲炎という病気には注意が必要です。
これは天然歯の歯周病にあたるもので、インプラントは天然歯に比べて細菌に対する抵抗力が弱いため、一度感染すると進行が非常に早いです。
最悪の場合、支えている骨が溶けてインプラントが抜け落ちてしまいます。
どちらも長持ちさせるには毎日の丁寧な歯磨きが必要ですが、インプラントはより厳格な定期検診とプロによるクリーニングが不可欠です。
まとめ
稀に、インプラント治療に対し、”失った天然歯を復活させられる治療“という認識を持っている方がいます。 これはあながち間違いではないのですが、天然歯とまったく同じものを手に入れられるという考えは正しくありません。 一度失った天然歯はインプラントでも復活させられないため、そもそも歯を失わないように日々のケアを徹底することが大切です。 埼玉県越谷市(せんげん台)でインプラント治療を検討の際には、是非、せんげん台ほんま歯科医院にご相談下さい! インプラント治療に関する相談・カウンセリングは初回無料となっております。 納得頂いた上で治療を実施して参りますので、心よりお待ちしております。



