コンフォート義歯は優れた義歯であり、保険診療の義歯に比べると、当然耐久性も高いです。
しかし、どれだけ高品質なコンフォート義歯だからといって使い方を間違えると、劣化が早まって破損や適合不良などのトラブルにつながります。
今回は、コンフォート義歯の劣化につながる意外な行動について解説します。
お酢やクエン酸に浸けて酸で殺菌しようとする
これは、健康志向の方やナチュラル掃除が好きな方が、良かれと思ってやってしまいがちな盲点です。
お酢やクエン酸は水垢落としや消臭に高い効果を発揮しますが、強い酸性であるためデリケートな義歯にとっては天敵となります。
特にコンフォート義歯に使われている金属部分を酢に浸けてしまうと、金属の表面が急激に酸化してサビや黒ずみ、腐食を発生させます。
さらに、ピンク色の部分の目に見えない微細な隙間に酸が入り込むと、素材の結合を内側から弱めてしまい、脆くなって突然パキッと割れる原因になります。
体に優しい天然成分だからといって、人工物である義歯の手入れに代用するのは絶対に避け、必ず中性または専用の製品を使用してください。
柑橘類の皮で汚れを落とそうとする
これはミカンやレモン、グレープフルーツといった柑橘類の皮を使って、入れ歯にこびりついた黄ばみやタバコのヤニ汚れをごしごしとこすり落とそうとする行動です。
柑橘類の皮には「リモネン」という油分を分解する天然成分が豊富に含まれていて、キッチンの油汚れ掃除の裏ワザとして広く知られています。
しかし、このリモネンにはプラスチックを溶かすという強力な化学的性質があります。
義歯の大部分を構成しているのはプラスチックの一種であるため、柑橘類の皮でこすると表面が化学反応を起こして溶けてしまいます。
その結果、義歯の美しい艶が完全に消えて表面がベタつくだけでなく、溶けて荒れた表面に細菌や新たな汚れがさらに深く染み込みやすくなるという、最悪の悪循環に陥ります。
ペットの目が届くテーブルや棚に置いておく
こちらは、歯科クリニックでの突発的な破損理由として実はトップクラスに多く、飼い主さんにとって最大の盲点といえる行動です。
外した義歯をティッシュに包んだ状態にしたり、専用ケースに入れずにテーブルや棚の上にそのままポンと置いておくと、ペット(特に犬)に噛み砕かれる悲劇が多発します。
義歯には飼い主の匂いや唾液の成分が深く染み込んでいるため、犬にとっては大好きな飼い主の匂いがする最高のおもちゃ、噛みごたえのある骨のように見えてしまいます。
また犬の顎の力は人間の何倍も強力なため、プラスチック部分は一瞬で粉々に噛み砕かれ、金属も無残に変形します。
こうなると部分的な修理は一切不可能で、完全に作り直しになってしまうため、保管は徹底してください。
まとめ
冒頭でも触れた通り、コンフォート義歯は保険診療の義歯と比べると、そこまで破損のリスクが高いわけではありません。
しかし、劣化が進行するにあたって、いつの間にか破損のリスクが著しく高まっていることも考えられます。
そのため、患者さんの判断でさまざまな洗い方を実践したり、ペットの手の届くところで管理したりといった行動はNGです。
埼玉県越谷市(せんげん台)でインプラント治療を検討の際には、是非、せんげん台ほんま歯科医院にご相談下さい!
インプラント治療に関する相談・カウンセリングは初回無料となっております。
納得頂いた上で治療を実施して参りますので、心よりお待ちしております。



