糖尿病はインスリンというホルモンがうまく働かず、糖質が代謝できないことから、血液中のブドウ糖の濃度が増えたままになる疾患です。
またこちらの疾患を患っている方は、インプラント治療を受けるにあたっての問題点がいくつかあります。
今回は、糖尿病の方がインプラント治療を受ける場合のポイントを解説します。
糖尿病の方がインプラント治療を受ける場合のリスク
外科治療を伴うインプラント治療には、細菌感染のリスクがあります。
糖尿病の方は免疫力が低下しているため、こちらのリスクがさらに上昇することが懸念されます。
また治療箇所の傷の治りが遅くなったり、骨の吸収が進みやすくなったりすることもデメリットです。
さらにインプラント治療の内容によっては、治療後に食事を制限されることがあり、この状態で糖尿病の薬を飲むと血糖値が下がりすぎることも考えられます。
そのため、糖尿病のままインプラント治療を受けるのは基本的に難しいです。
どうすればインプラント治療を受けられる?
糖尿病の方がインプラント治療を受けられるようにするには、とにかく血糖値をコントロールすることが大切です。
日々血糖値をコントロールしていて、口内環境も清潔な状態をキープできれば、インプラント治療を受けられる可能性があります。
基準としては、ヘモグロビンがブドウ糖と結合したHbA1cの値が7.0未満であることです。
ただし、空腹時の血糖値が180[mg/dl]以上の方は、インプラント治療を受けることができません。
また血糖値のコントロールは、インプラント治療を受けた後も継続する必要があります。
歯科と内科の連携が大切
糖尿病の方がインプラント治療を受ける際は、歯科医師と内科医師の連携が大切です。
そのため、患者さんは必ず事前に内科医師に相談しなければいけません。
具体的には、双方に相談することにより、血糖コントロールや投薬内容についての情報共有が可能な状態にします。
特にインスリンを使用している方は、内科医師に必ず治療の意向を伝えましょう。
もし歯科医師と内科医師が連携していなければ、インプラント治療中のリスクは高まりますし、治療後の安定した血糖値管理も実現できません。
まとめ
一度糖尿病を発症したら、何があってもインプラント治療を受けられないというわけではありません。
しかし、だからと言って簡単に受けられるというわけでもないため、まずは現状を把握するために内科医師や歯科医師に相談してください。
糖尿病の治療をしつつ、来るべきときが来れば、比較的安全な状態でインプラント治療を受けられる可能性があります。
埼玉県越谷市(せんげん台)でインプラント治療を検討の際には、是非、せんげん台ほんま歯科医院にご相談下さい!
インプラント治療に関する相談・カウンセリングは初回無料となっております。
納得頂いた上で治療を実施して参りますので、心よりお待ちしております。