スプリント療法は、顎関節症などの治療で用いられる方法で、主に寝ている間に専用のマウスピースを装着するものです。
また顎関節症を患う方の中には、できる限り早く症状を改善したいという方もいるかと思いますが、焦りは禁物です。
今回は、スプリントでの治療を急ぎすぎるデメリットを解説します。
顎関節や筋肉への過剰な負担
スプリント療法は、本来顎関節を安静に保ち、周囲の筋肉の緊張を和らげることを目的としています。
しかし短期間で劇的な変化を求めて急激にスプリントの厚みを増したり、噛み合わせの調整を頻繁に行いすぎたりすると、かえって顎関節に過剰な圧力がかかってしまいます。
顎の筋肉は非常に繊細で、急激な構造的変化に適応しきれません。
無理に噛み合わせの位置を動かそうと急ぐことで、炎症が悪化して痛みが強まったり、口が開かなくなる開口障害を誘発したりするリスクがあります。
噛み合わせのズレ
早く治したいという焦りから、本来の指示を超えて長時間・長期間スプリントを装着し続けたり、自己判断で調整を加えたりすると、咬合変化を引き起こす恐れがあります。
スプリントを装着している間は顎が楽に感じても、急ぎすぎて適切な経過観察を怠ると、スプリントを外した際の本来の噛み合わせが以前と変わってしまうことがあります。
これにより、特定の歯に負担が集中したり、食事がしづらくなったりする副作用が生じます。
また一度変化した噛み合わせを元に戻すには、矯正治療や被せ物のやり直しなど、さらに大規模な治療が必要になるケースもあるため、焦らず計画通りに進めることが重要です。
再発リスクの増大
スプリント療法は対症療法的な側面が強く、急いで痛みだけを取り除こうとすると、症状を引き起こしている食いしばりや姿勢の癖といった根本原因の改善が疎かになりがちです。
つまり急ぎすぎて「マウスピースさえ入れれば治る」と過信してしまうと、本質的な行動変容が行われないため、使用をやめた途端に症状が再発する可能性が高まるということです。
顎関節症の多くは多因子疾患であり、スプリントによる物理的な安静と並行して、ストレス管理や癖の自覚といったソフト面でのアプローチも行う必要があります。
まとめ
スプリント療法は優れた治療法ではありますが、実際受ける場合は当然ルールを守らなければいけません。
長くマウスピースを装着したり、厚みを増したりすることは、必ずしも効果のアップにつながるわけではないことを理解しておきましょう。
またスプリント療法だけでは、完全に顎関節症が改善しないケースも当然あります。
その場合は、改めて歯科医師に相談しなければいけません。
埼玉県越谷市(せんげん台)でインプラント治療を検討の際には、是非、せんげん台ほんま歯科医院にご相談下さい!
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納得頂いた上で治療を実施して参りますので、心よりお待ちしております。



