入れ歯
歯が無くなると、歯ぐきも痩せてしまいます。入れ歯は、歯と歯ぐきの形と働きを回復させるための取り外し式の装置です。入れ歯には金具があります。この金具を残っている歯に引っ掛けて使います。
お口の中から取り外してお掃除ができるため、衛生的な装置です。掃除はお食事の後と寝る前に行います。また、寝るときは外していただき、洗浄液などに漬けていただくことで、より清潔に使っていただけます。
歯の位置や歯ぐきの形は、年々変化していきます。入れ歯は修理や調整がしやすい装置です。定期的にご来院いただき、入れ歯を、お口の中の環境に合わせて調整することで、長くお使いいただけます。しかしながら、割れた・欠けた場合や、さらに歯が無くなった場合には、お作り直しをすることがあります。
入れ歯を入れて、お口に馴染むまでは、柔らかいものや、小さく切ったものを食べながら様子を見てください。その後、ご来院いただき入れ歯の調整をします。入れ歯は、嚙む力を歯と歯ぐきで支えます。歯ぐきの薄い部分は、噛んだ時に痛みが出やすいですので、注意してご使用ください。
入れ歯の種類
入れ歯は、保険診療が適用できる治療です。材料にはプラスチックと金具を使用します。この入れ歯を使用して「見た目が悪い」「しゃべりにくい」とお感じになった場合、保険外診療の入れ歯をお薦めいたします。保険外の入れ歯には以下の3種類がございます。
アタッチメント義歯(あたっちめんとぎし)
金具を使わないため入れ歯の見た目を改善できます。
入れ歯が動きにくくなるため、噛みやすくなります。
金属床義歯(きんぞくしょうぎし)
薄い金属のプレートを使用します。入れ歯の厚みを薄くできるため、お喋りがしやすくなります。お食事もしやすくなります。また、入れ歯が壊れにくくなります。
ノンメタルクラスプデンチャー
見た目が非常に良く、着け心地の良い入れ歯です。金属をあまり使いません。アレルギーが心配の方でも使用できます。また、柔らかい素材のため、入れ歯が痛い方にお勧めです。