各補綴装置の特徴
補綴装置の働きはすべて同じではありません。
以下にそれぞれの特徴をご紹介します。
入れ歯
“入れ歯”は、歯を抜いてから一番早くお口に入れることができる装置です。歯を抜く前に“入れ歯”を作っておき、歯を抜くのと同時に入れ歯を入れることもできます(
ブリッジ
“ブリッジ”の大きさは、もとの歯の大きさに近いため、しゃべりやすいです。また、歯にしっかりと固定されるため、お食事もしやすく、審美性も回復しやすい装置です。しかしながら、“ブリッジ”は、多くの歯をなくした患者様には使えません。ブリッジは、歯を支えとして、歯のない部分に橋を架けた形をしています。橋の下のお掃除には、普通の歯ブラシのほかに、1本磨き用の歯ブラシや、歯間ブラシなどの特殊な道具をお使いいただくことになります。支えとなる歯は、エナメル質という虫歯に最もなりにくい部分が削られてしまいます。そのため、長い目で見れば、虫歯になりやすくなります。
“入れ歯”や“ブリッジ”は、残っている歯で支えます。支えになる歯を“
インプラント
“インプラント”は歯が無くなった部分の“骨”を支えとした装置です。歯を削ることも、支えとなる支台歯もいりません。そのため、「歯を削りたくない」「これ以上歯を抜きたくない」とお考えの患者様には最適な治療です。“インプラント”は骨に固定されるため、物をしっかり噛むことができ、お食事がしやすいです。大きさは、もとの歯に近いためおしゃべりもしやすいです。“インプラント”をするためには、手術をすることになります。体に与える影響は「“親知らず”を抜く抜歯」と同じくらいと言われています。治療の期間は4~5か月が必要になります。また、保険適用の治療ではございません。