コンフォート義歯を洗わないことによるデメリットとは?｜せんげん台駅徒歩3分の歯医者

コンフォート義歯を洗わないことによるデメリットとは?

コンフォート義歯は、咀嚼力や吸着性の高い義歯であり、毎日ブラッシングや浸け置き洗いなどのメンテナンスをすることで、効果が持続します。

しかし、面倒になってこれらのメンテナンスを怠ってしまうと、さまざまな問題が発生します。

ここからは、コンフォート義歯を洗わないことによるデメリットを解説します。

コンフォート義歯を洗わずに使用することのデメリットとしては、まず口臭が発生することが挙げられます。

多かれ少なかれ、コンフォート義歯には食べカスが溜まっていきます。

また、口内に義歯が装着されている場合、唾液が循環して口内を洗い流す自浄作用が、義歯の内側には働きにくくなります。

そのため、外した状態で洗わずに放置していると、唾液で洗い流されなかった食べカスやプラークからニオイが出やすくなってしまいます。

コンフォート義歯を洗わないことによるデメリットとしては、カビが生えることも挙げられます。

コンフォート義歯は、まず入れ歯ブラシでぬめりがなくなるまでブラッシングし、洗浄剤を使って浸け置き洗いをすることにより、清潔さをキープできます。

しかし、こちらを数日間怠ると、あっという間にカビが生えてしまいます。

また、コンフォート義歯にカビが生えやすい背景には、使用している環境があります。

例えば、ギプスなどの固定装置は、腕や足など表面に装着しますが、こちらは常に外気に触れていますし、細菌や真菌との接触が多いわけでもありません。

一方、コンフォート義歯は、常に湿度が高い口内に装着し、細菌や真菌が繁殖しやすい環境で機能するため、すぐにカビが生えてしまいます。

全身疾患につながることも、コンフォート義歯を洗わないことによるデメリットの1つです。

特に有名なのは、誤嚥性肺炎です。

こちらは、飲み込む力が弱くなり、食べ物を飲み込んだ際に、細菌が気管支や肺に流れ込むことで起こる病気です。

義歯を洗わないことにより、細菌が多く残っていると、こちらのリスクが高くなります。

その他、義歯の細菌による義歯性口内炎、真菌による感染症である口腔カンジダ症など、コンフォート義歯の汚れはさまざまな疾患を引き起こします。

ここまで、コンフォート義歯を洗わずに使用することのデメリットについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

どれだけ機能性に優れたコンフォート義歯であっても、適切なメンテナンスがなければ、口内ひいては身体全体にさまざまな問題を引き起こします。

つまり、自身の身を守るためにも、ブラッシングや浸け置き洗いを怠ってはいけないということです。

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